光本勇介氏は革新的な事業を次々と生み出し話題を集めている起業家です。これまで様々なアイディアを実行しており、2017年には目の前のアイテムが一瞬でキャッシュに変わるアプリ「CASH」をリリースしたことで一躍その名を世間に知らしめました。


光本勇介氏が執筆した著書「実験思考 世の中、すべては実験」の評判をメインに光本氏の経歴や人物像も含めてご紹介していきます。


光本勇介氏ってどんな人?経歴を紹介

光本勇介氏
[光本勇介氏]

まずは光本勇介氏の経歴をはじめ、これまでの歩みについて取り上げていきます。


【ヨーロッパで過ごした10~18歳】
光本氏は父親の仕事の都合で10歳の時、デンマークに行きました。そして4年間過ごした後、親は帰国することになりましたが、光本氏は自分だけヨーロッパに残ることを決め、寮のあるイギリスの学校へと転校したのです。しかし、イギリスの学校は夏休みが3ヵ月近くあり、光本氏は毎回日本に帰国し過ごしていました。そして、その時人生初めてのビジネスに挑戦しました。


【初めてのビジネスは転売】
当時はまだヤフオクもなく、今のように個人が物を売るということが一般的ではありませんでした。しかし、よく情報収集に使っていた掲示板で、ある時物を売っている人を見かけた光本氏は、本当に売れるのかと興味を持ち、使用済の自分の服を同じように掲示板に載せたのです。


画像は重くて載せられないため、デザインの詳細を文字で表現しただけにも関わらず、購入時と同じ値段で即売れたことに驚いた光本氏は、そこに需要を見出し翌日お店の開店と共にさらに服を購入し掲示板に載せました。

すると、購入時の5倍の値段で飛ぶように売れたと言います。「安く仕入れて高く売る」ビジネスの基本に触れ、楽しさを覚えた光本氏ですが、次第に同じように考える競合が出てきて、なかなか思うように売れなくなった経験もしたそうです。


【大学は日本で】
大学入学のタイミングで日本に帰国しないと、一生帰らなくなるのではと考えた光本氏は日本の大学へ進学することを決めました。そして、大学在学中もいくつかのビジネスに挑戦し、学生としては十分すぎるほど稼ぎ、卒業後も同じようにしていきたいと考えていたそうです。


【卒業後は起業ではなく就職】
大学時に様々な事業に挑戦した光本氏ですが、卒業後は起業の道を選ばず就職します。それは、自分で事業を行っていた際に、取引相手である大企業の人達とどのように接すれば良いのかわからず、対等に渡り合えなかったという反省から来ています。


一度ビジネスの基礎や作法などをしっかり学んだほうが今後に活かせると考えた光本氏は、これまでの起業の経験を活かすためにも、一度就職したほうが将来良い方向に行くと考えたのです。


【外資系広告代理店に就職】
様々な業種の中かから、興味を持った広告業界に就職した光本氏は、営業を4~5年経験した後、やりたいことに挑戦するため退職します。そして現在に至るまで、新しいサービスを作り、会社を大きく成長させると売却し、さらに新しいビジネスに挑戦ということ繰り返し、常に新しいことに挑戦し続けています。


著書「実験思考 世の中、すべては実験」の評判は?

著書「実験思考 世の中、すべては実験」の評判は?
[画像:amazon]

「すべてのビジネスは実験だ」と考える光本勇介氏の考えをまとめた著書、「実験思考 世の中、すべては実験」の評判についてご紹介していきます。その前に、この本の内容について見ていきましょう。


「実験思考 世の中、すべては実験」の内容とは

この本では、自分の考えたアイディアや仮説を「世の中」というビーカーにぶち込むことでどんな火花が散るのか、どんなか化学反応が起きるのかを実験し、失敗したとしてもそれは一つの検証結果として価値になるという考え方「思考実験」を身に付ければ、この先が見えない時代もわくわくしながら生きていけると考える光本氏のユニークな考え方をまとめています。


目次には「失敗は自分だけの価値になる」「実験志向で生きればこんなに楽しい時代」「企業のネタに困ったことはない」など、気になる見出しが並んでいます。


この本でも実験に挑戦している

実は、この本の販売に関しても光本氏は思考実験を行っています。それは、紙の書籍版を原価である390円(税抜)、電子版を0円で販売するというものです。0円や無料で販売しては、全く利益が出ないじゃないかと考えてしまいますが、光本氏は購入後にWEBサイトで好きな価格を課金してもらう「価格自由」な売り方を実践したのです。


本の価値を読者の自由に委ねることは、定価で売るよりも儲かるのかという実験を行った結果、読者による支払総額が1カ月半で1億円を超えました。また、支払った人数は2,259人、1一人あたりの支払総額が4,4374円という驚きの結果でした。


光本氏がこの本を出版するにあたり、最初に負ったリスクは2千160万円でしたが、この金額を回収するのにかかった期間は、わずか1日でした。このことからも、この無謀とも思える「価格自由」な売り方は成功だったと言えるでしょう。


実際にこの本を読んだ人の評判は

この本に書かれている「思考停止の時代」「狂っていると言われることが好き」「インターネット村の住人にならない」など数々のパワーワードにインパクトを感じた人や共感した人が多いです。また、様々なアイディアが思い浮かぶ人は多々いても、ここまで全て実行できる人はいないのでは、と光本氏の行動力に感銘を受けた人も少なくありません。他にも「価格自由」な売り方であるこの書籍をインターネットやメディアで知り、興味を持った人も多いです。


書籍なら390円、電子版であれば0円という出版業界の常識をぶち壊す方法で出版されたわけですが、この光本氏の「実験」は、戦略として大成功だったと言えるでしょう。


光本勇介氏がこれまで行ってきたサービス

最後にこれまで光本氏が立ち上げたサービスや商売をいくつかご紹介します。


カーシェアリング「CaFoRe」2009年

広告代理店を退職後、2008年に株式会社ブランケットを設立し、科シェアリング事業の先駆けとして、車を所有している人から使っていない時間にレンタルできるビジネスを始めました。


ウェブサービス「STORES.jp」2012年

STORES.jp_光本氏のサービス

誰でも簡単にオンラインストアを作れるサービス「「STORES.jp」を2012年に始めました。このサービスでは、オンラインストアを作成するためのテンプレートが豊富にあり、手数料も業界最安値なので、気軽にオンラインストアを作れると話題を集めました。


アプリ「CASH」2017年

アプリ「CASH」_光本氏のサービス

不要になったアイテムの写真を撮ると、その場ですぐに査定し発送前に現金化できる買取アプリです。さらに、この仕組みを利用した新サービス「モノ払い」もリリースし、不要になったアイテムを売ったお金で、新しいものを買うことができるようになります。


その他にもオリジナルのシューズをWeb上で簡単にデザインできるサービス「Shoes of Prey」、モデルと企業をマッチングする「ModelTown」、そして後払い専用旅行代理店アプリ「「TRAVEL Now」など、様々な事業を手掛け、その後他の起業に事業売却をしています。


まとめ

ここまで光本勇介氏の経歴や人物像、そして著書である「実験思考 世の中、すべては実験」の評判について詳しく解説しました。高校生の時にビジネスに挑戦してから、これまで様々なアイディアを実行してきた光本氏の行動力に驚きを感じた人も多いのではないでしょうか。


特に著書の出版方法では、本の内容にある「実験的思考」を取り入れた本の代金は後から自由に決められる「価格自由」というユニークな発想に挑戦し、見事成功を納めています。今後も新しいことに挑戦し続ける光本氏の動向から目が離せません。